降下ばいじん調査


日本有数の石灰鉱山等の密集地域である佐野市葛生地区は、降下ばいじん量の多い地域です。昭和50年代前半以降、固定発生源である工場・事業場における対策の実施により、降下ばいじんの主な発生源が道路粉じんに移行してきました。総合的に状況を把握するために継続的に調査を実施しています。

降下ばいじん調査とは

降下ばいじんとは、大気中に排出されたばいじん(例:すすや固体粒子)や風により地表から舞上がった粉じんなどのうち、比較的粒子が大きく地上に落ちやすいもの、または雪や雨などに取り込まれて地上に落ちてくる物をいいます。

降下ばいじん調査は、降下ばいじん量を把握するために、水に溶けているものや溶けていないものの重さや、pH(酸性やアルカリ性の強さ)、EC(電気の伝わりやすさ)を調べています。

調査方法

ダストジャー(下の写真)を設置して、毎月ダストジャーの上部のガラス容器を交換することで、1か月分の雨水とばいじんを採取しています。調査は年間を通して、3地点で行われています。

ダストジャーの写真

貯水量を測定し、昆虫、種子、植物片等のばいじん以外のものを取り除きます。
下の写真のようにばいじん以外に様々なものが混入しています。

ダストジャー混入物の写真

採取した試料を水に溶けているもの(溶解性成分)と溶けていないもの(不溶解性成分)に分けるためにろ過します。

ろ過の写真

下の写真のように不溶解性成分がフィルターに残ります。このフィルターを乾燥し、重さを量ることで不溶解性成分の量を知ることができます。

フィルターの写真

ろ過した試料のpH、ECを測定します。

    pH(酸性やアルカリ性の強さ)

pH測定の写真

    EC(電気の伝わりやすさ)

EC測定の写真

pHやEC測定に使用したろ過した試料も含めて、水分を蒸発させます。
水分が蒸発したあとに残ったものをさらに乾燥し、重さを量ります。
この重さが溶解性成分の量になります。

ろ過の写真

調査結果

過去の調査結果については こちら(サイト内「保健環境センターの実績」)をごらんください。




保健環境センターでは、行政機関からの依頼に基づく検査を行っています。