結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成27年11月12日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


感染性胃腸炎は、例年、秋から冬にかけて患者数の増加が見られる傾向があります。今後の発生動向に注意するとともに感染予防を心がけましょう。

  1. RSウイルス感染症は、前月に比べ報告数が9.19倍と大幅に高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で4.58倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや高い水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が1.31倍とかなり高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で1.48倍とかなり高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。
  3. A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、前月に比べ報告数が1.68倍と大幅に高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で2.41倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、大幅に高い水準で推移しています。

感染性胃腸炎

疾病名 感染性胃腸炎
疾病の特徴や症状   感染性胃腸炎は、様々なウイルスや細菌の感染によって引き起こされる感染症です。代表的な病因物質として、ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなどが知られています。主な感染経路は、ウイルスに汚染された食品を食べることによる経口感染のほか、患者のおう吐物や下痢便を処理する際にウイルスを吸い込むことによる飛沫感染、ウイルスが付着したドアノブなどに触れることによる接触感染です。また、感染力が強いことでも知られており、おう吐物や下痢便の処理後に残ったわずかなウイルスが塵などに付着して舞い上がり、吸い込むことにより塵埃(じんあい)感染を引き起こすこともあります。一年を通じて発生が見られますが、特に冬季に流行する傾向が見られます。
  潜伏期は通常1〜2日です。主な症状として、激しい吐き気やおう吐、腹痛、水様性の下痢、発熱などが見られます。
  一般に症状は2〜3日で軽快しますが、乳幼児や高齢者などでは重症化し、脱水症状などを引き起こす場合もあります。治療は、水分補給などの対症療法が中心となります。また、下痢等の症状消失後もウイルスの排出が1週間程度続くと言われています。
疾病の予防対策など   ・ふだんから手洗い、うがいをしましょう。
  ・トイレの後、おむつ換えやトイレ介助の後、調理・配膳・食事の前には、必ず手洗いをしましょう。
  ・手洗いは、爪を短く切り、指輪等をはずして、石けんを十分泡立て、手のひらだけでなく手の甲や手首までしっかり洗浄しましょう。
  ・ノロウイルスは、食品の中心温度が85℃〜90℃で90秒以上の加熱をすることにより感染力がなくなります。特に、加熱調理用の生の貝類は十分に加熱しましょう。
  ・おう吐物などの処理は、使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用し、雑巾などでしっかりとふき取り、ビニール袋に入れて密封し捨てましょう。その後、おう吐物などがあった場所を次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒し、十分に換気しましょう。
  ・下痢や嘔吐等の症状がある時は、調理や食品を直接取り扱う作業を避け、早めに医療機関を受診しましょう。

感染症流行の警報・注意報

平成27年10月(41週から44週:10月5日から11月1日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。

第41週
(10/5〜10/11)
第42週
(10/12〜10/18)
第43週
(10/19〜10/25)
第44週
(10/26〜11/1)
手足口病 警報
県北
伝染性紅斑 警報
県西
警報
県西


関連データ

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