結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成29年5月18日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


栃木県において報告が多かった主な疾病(定点把握週報疾病)

  1. インフルエンザは、前月に比べ報告数が0.42倍とかなり低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で1.53倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が0.99倍とやや高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で1.30倍とかなり高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや低い水準で推移しています。
  3. A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、前月に比べ報告数が1.04倍とほぼ同様の水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.74倍とかなり低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、ほぼ同様の水準で推移しています。

病気の予防解説


夏季に多く発生する感染症は、腸管出血性大腸菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病です。

夏季は暑さのために体力を消耗しやすく、特に、乳幼児や基礎疾患を持つ高齢者などは、重症化することもありますので注意が必要です。

これらの感染症は、手洗いなどによる予防が有効です。日頃から、バランスの良い食事や十分な休養を心がけ、症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。


疾病名 原因と潜伏期間 症状 予防対策
腸管出血性大腸菌感染症 大腸菌O157、O26、O111 など
3〜5日間
全く症状が出ないこともありますが、下痢、発熱、激しい腹痛、血便などが見られ、ときに重症化し溶血性尿毒症症候群や脳症を合併することもあります。 トイレの後や、調理・食事の前には必ずせっけんで手を洗ってください。生肉を食べることは控え、内部まで十分に加熱(中心温度が75℃、1分以上)して食べるようにしてください。
咽頭結膜熱(プール熱) アデノウイルス
5〜7日間
発熱、頭痛、食欲不振、全身のだるさ、のどの痛み、結膜炎を伴う症状が3〜5日間続きます。基礎疾患がある方、乳幼児、高齢者では重篤化することがあります。 手洗いやうがいを励行してください。プールの前後には、シャワー、うがいをきちんと行い、他の人とのタオル・ハンカチの貸し借りは避けてください。
ヘルパンギーナ コクサッキーAウイルスなど
2〜4日間
突然、高熱、のどの痛みが現れ、口の中に小さな水ぶくれができ、ただれて痛みをともないます。
水分が摂れず脱水症になることがあります。ごくまれに髄膜炎や心筋炎などを合併することもあります。
手洗いやうがいを励行してください。症状が消失した後(4週間程度)も、便の中にウイルスが排泄されますので、排便やおむつ交換後の手洗いを徹底して行いましょう。
手足口病 コクサッキーAウイルスなど
2〜3日間
手・足・口の中に水疱性の発しんができ、時にかゆみ、発熱をともなう場合もあります。ごくまれに髄膜炎や脳炎などを合併することもあります。 手洗いを励行してください。症状が消失した後(4週間程度)も、便の中にウイルスが排泄されますので、排便やおむつ交換後の手洗いを徹底して行いましょう。

(参考)国立感染症研究所

感染症流行の警報・注意報

平成29年4月(14週から17週:4月3日から4月30日)に県内で発生した警報および注意報はありませんでした。


関連データ

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