結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が平成30年1月18日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


栃木県において報告が多かった主な疾病(定点把握週報疾病)


  1. インフルエンザは、前月に比べ報告数が4.36倍と大幅に高い水準で推移しています
    前年同期と比べると、報告数で0.93倍とほぼ同様の水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較してほぼ同様の水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が1.40倍とかなり高い水準で推移しています。
    前年同期と比べると、報告数で0.43倍と大幅に低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや低い水準で推移しています。
  3. 手足口病は、前月に比べ報告数が0.44倍と大幅に低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で4.94倍と大幅に高い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、やや高い水準で推移しています。

疾病の予防解説


冬季に多く発生する感染症には、インフルエンザ、感染性胃腸炎などがあります。

これらの感染症は、手洗いなどによる予防が有効です。

日頃から、バランスの良い食事や十分な休養を心がけ、症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。


疾病名 原因と潜伏期間 症状 予防対策
インフルエンザ インフルエンザウイルス
1〜3日間
38℃以上の発熱と、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて、のどの痛み、鼻水、咳など一般的な風邪と同じような症状も見られます。感染経路は、咳などで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染する(飛沫感染)ほか、ウイルスが付着したドアノブなどに触れて感染する(接触感染)場合などがあります。例年1月〜3月頃にかけて患者数が増加する傾向が見られます。 石けんによる手洗いや、手指消毒が重要です。室内では、加湿器などで適度な湿度(50〜60%)を保つことも効果があります。流行時期は人ごみを避け、外出時はマスクを着用しましょう。咳などの症状のある方はマスクを着用しましょう。症状がある場合、早めに医療機関を受診しましょう。解熱後もウイルスを排出し他の人に感染させる可能性があるため、注意しましょう。インフルエンザワクチンは、重症化防止に有効とされています
感染性胃腸炎 ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなど
1〜2日間
主な症状として、激しい吐き気やおう吐、腹痛、下痢、発熱などが現れます。一般に2〜3日で軽快しますが、乳幼児や高齢者などでは重症化し、脱水症状などを起こす場合もあります。治療は、水分補給などの対症療法が中心となります。また、下痢等の症状消失後もウイルスの排出が1週間程度続くと言われています。 普段から手洗い、うがいをしましょう。ノロウイルスは、食品の中心温度を85℃〜90℃で90秒以上加熱をすることにより感染力がなくなります。おう吐物などの処理は、使い捨てのマスク・手袋等を着用し、しっかりとふき取り、ビニール袋に入れて密封し捨てましょう。おう吐物などがあった場所を次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。

参考)国立感染症研究所 ホームページ
     厚生労働省 ホームページ

感染症流行の警報・注意報

平成29年12月(49週から52週:12月4日から12月31日)に県内で発生した警報および注意報は次のとおりです。


感染症流行の警報・注意報状況
第49週
(12/4〜12/10)
第50週
(12/11〜12/17)
第51週
(12/18〜12/24)
第52週
(12/25〜12/31)
インフルエンザ 【注意報】
県南
【注意報】
県南
【注意報】
県南、県北
県全体
【注意報】
県西、県南
県北、安足
県全体
伝染性紅斑 【警報】
県西
【警報】
県西



関連データ

感染症情報センターホームページのトップに戻る