結核・感染症発生動向調査情報について

これは、県庁保健福祉部が令和2(2020)年5月14日に県政記者クラブに対し発表した提供資料の内容です。


栃木県において報告が多かった主な疾病(定点把握週報疾病)


  1. A群溶血性レンサ球菌感染症は、前月に比べ報告数が0.57 倍とかなり低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で0.38 倍と大幅に低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、大幅に低い水準で推移しています。
  2. 感染性胃腸炎は、前月に比べ報告数が0.63 倍とかなり低い水準で推移しています。
    前年同期に比べると、報告数で0.24倍と大幅に低い水準で推移しています。
    全国的には、過去5年間の同時期と比較して、大幅に低い水準で推移しています。
  3.  

疾病の予防解説

国内及び国外で患者の報告数が急増している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について解説します。

新型コロナウイルス感染症は、令和2年3月11日に世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的な大流行)」を表明しました。

栃木県の新型コロナウイルス感染症の届出は、54 件(指定感染症の指定日の令和2 年2 月1日以降、5 月1日 現在)ありました。


疾病名 原因と潜伏期間 症状 予防対策
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)   新型コロナウイルスによって引き起こされる感染症です。
  (1)飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそ のウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を 過ごすとき。
  (2)接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者 のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
  ※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど。   現時点では、潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)とされており、また、これまでのコロナウイルスの情報などから、感染が疑わしい方については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨されています。
  新型コロナウイルスに感染した人は、ほとんどが無症状ないし軽症であり、既に回復している人もいます。
国内の症例を分析すると、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いです。
しかし、一部の症例は、人工呼吸器など集中治療を要する、重篤な肺炎症状を呈しており、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。現時点までの調査では、高齢者・基礎疾患を有する者・妊婦の方などは重症化するリスクが高いと考えられます。
感染を予防するためには、基本的な感染予防の実施や「3つの密」を避けること、不要不急の外 出の自粛等が重要です。
【基本的な感染予防】
石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行ってください。外出時はマスクを着用し、咳エチケットを心がけましょう。また、十分な睡眠をとることも重要です。
【「3つの密」を避ける】
集団感染が生じた場の共通点を踏まえると「3つの密」(密閉空間・密集場所・密接場面)では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。また、これ以外にも、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うこと、呼気が激しくなる運動などにはリスクが存在すると考えられています。ライブハウス、スポーツジム、医療機関、繁華街の接待を伴う飲食店等での感染拡大が指摘されています。不特定多数の人々が集まるイベントは開催の必要性について十分検討し、開催する場合にも、「3つの密」を極力作らないようにしてください。また、家やオフィスの換気も心がけましょう。
【不要不急の外出等の自粛】
多くの事例では、新型コロナウイルス感染者は周囲の人にほとんど感染させていないものの、一人の感染者から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例も存在します。感染のリスクを下げるため、不要不急の外出や旅行、都道府県をまたいだ移動などは極力控えてください。また、体調が悪い場合には、職場や学校を休んだり、外出しないようにしましょう。

                                                       参考)国立感染症研究所 ホームページ
                                                               厚生労働省 ホームページ

※予防解説は、新型コロナウイルス感染症に関する現時点(令和2(2020)年5月1日)の情報を元に作成しておりますので、今後新しい情報に変わることがあります。


感染症流行の警報・注意報

令和2年4月(14週から17週:3月30日から4月26日)に県内で発生した警報および注意報はありませんでした。



関連データ

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